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ABOUT "KEHAI"
私たちは写真をどのように見ているのでしょうか?
写真に写っているものからさまざまな情報を得て、 きっと写っていない「何か」も感じているのではないでしょうか?
この作品のタイトルは、『KEHAI そこにある気配』 です。
「そこに置かれたままのもの」、「たまたま残されたもの」、「日常の営みを感じるもの」、「何かの跡」、「きっといつも通る道」。
写真に写ったこれらのものからは、 そこに確かに人がいたことを想像させてくれます。 中には、「どうしてこうなったんだろう?」と、思わず疑問を感じたり、その人がついやってしまったような癖や人間味まで伝わってきたりするような写真もあります。 また、数は少ないですが、「気配」は人だけではなく動植物のそれもあり、共に世の中に生きていることが感じられます。
撮影を重ねるうちに、露出をマイナスにしたその暗くなった部分に「気配」がより潜み、際立って見えることに気が付きました。 そのため、 標準露出ではなく、露出マイナス2の方を先に置いています。
作品は、「明るさ」と「色の有無」 が異なる4部作となります。
”Museum”のページの写真をご覧いただき、それぞれに変わる「気配」の感じ方を楽しんでいただけますと幸いです。
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